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 2018年9月

 ETH急落 2万円

 

 主な要因

(1) ICOでETHを調達したプロジェクトによる売却

 2018年5月28日、EOSはBitfinexが30万ETH (1800億円相当) を売却 。その後、他のプロジェクトも売却を始めた。

(2) ICOの減少

 ICO購入者はETHで支払うことが多い。だが、最近はICOが減少し、それに伴ってETH購入者も減少した。

(3) Casper (ETHのアップグレード) が1年以上延期 → 失望売り。

 今後の展開

 「先物」は変動要素

 シカゴ・オプション取引所 (CBOE) がETH先物を発売する。今は米商品先物取引委員会 (CFTC) の承認待ち。2018年中に実施される見込み。その後はETF (Exchange Traded Funds = 上場投資信託ETF) の期待も膨らむ。

 先物承認後は一時的に価格が上がる。だが、「空売り」ができるため、やがて下落に転じる。2017年12月に先物が始まったBTCはそのように推移した。

 potential (期待要素)

(1) Casper (ETHのアップグレード) により、PoW (Proof of Work) から PoS (Proof of Stake) に移行。

(2) 世界銀行がETHを使用する債権のサービス「Bondi」を発表。その価値は7900万ドル(80億円)。

(3) MicrosoftがETHを使用した政府向けクラウドサービス「Azure」を発表

(4) EEA (Enterprise Ethereum Alliance) に600社が加盟。

 

 ETHの実力

 トークンを生むプラットフォーム

(1) ① トークンの使用、② トークンを基にしたDappsの稼動、③ プラットフォームコインを基にしたDappsの稼動、で必要。

 Dapps = Decentralized Applications = 非中央集権型アプリケーション = 分散型アプリケーション。

(2) 1円から始まり、一時は18万円に (2018年1月10日)。

(3) 他のプラットフォーム (EOS、ADA、NEO、VeChain、AION) と比べても劣っていない。

 表 = 中国による格付け(2018年8月版)にもとづいて5段階で表した。「応用性」は総合1位のEOSにも勝っている。

ETHEREUM
プラットフォーム 比較 18年8月.png
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